絹織製作研究所では、化成肥料および除草剤を使用しない桑の圃場を飯島町内で管理し、その桑は春と秋に蚕を飼育するために利用しています。生産した繭は、すべてを自社での絹素材を製作する材料としています。絹素材製作においては、現存する絹染織品の調査等から江戸時代以前の〈在来技術〉を研究し、繰糸から製織までの製作に応用することで、絹の多様な美しさをつくりあげることを目的としています。なお、製作した絹素材は、主に絹染織文化財の保存修復の材料や、きものとして使われています。(見学不可)
○桑園:7反、○養蚕施設:1棟(1蚕期3箱飼育可能)、
○繰糸:手廻し糸繰り器5台その他一式、
○染色:染色道具一式、
○製織:下口開口手機その他一式